女神の雫 ~Jonasan95~ 感想

原画がK-INABA先生ということで購入。
思っていた以上に楽しめた。
攻略に結構手間取ったかな。

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Windows10では16bitのインストーラーを使用することによって起動。
起動したは良いのだが、まずこのゲームをメインで言及しているサイトが存在しない。
批評空間はデータ数0
攻略サイトも当然ない。
にもかかわらず選択肢は多いので、それなりに難易度は高かった。
PC98の時代から存在するメーカーであるのに、あまりにも知名度が低いのは何故なのか。
自分はパッケージを購入したが、DL版がDLsite等で販売されている
何故これまで誰もプレイしてこなかったのか…。
クソゲーでもなくむしろ良作なのだが…。

一応前日譚に当たるようなものがPC98用に発売されている。
本作だけでも十分楽しめる内容ではある。

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所謂館ものである本作。
総プレイ時間はおよそ10時間
ADVパートと探索パートに分かれている。
探索パートでは、館の探索や洞窟の探索があり、特に洞窟の探索が難しかった。
その正解に辿り着いた後になって考えると、そこまで難しいものでもないのだが、洞窟探索だけでおそらく1時間くらいかかった気がする。
答えが分かっていれば本当に一瞬である。
同梱マニュアルによると、エンディングは1つ
だが、そこまでに至る過程で少々イベントの分岐があるらしい。
どこで分岐しているのか皆目見当が付かないのだが。
また、一応7日間という制限が設けられているが、これはあってないようなものだ。
毒が回ってゲームオーバーになるが、すぐに強くてニューゲームのような状態に戻される
初見で7日間クリアは至難の業である。

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シナリオについて

展開のテンポが良いので、飽きることはない。
探索パートも良いアクセントであるかもしれない。
古代日本にシナリオを掛け合わせている点で高く評価できる
卑弥呼や壱与の関係性について、かなりフィクションが含まれているものの上手く描けている。
そこに至るまでの過程が抜けていないので、唐突な印象も受けない。
三種の神器をテーマにするとは、なかなかにセンスを感じる
探し当てた時は嬉しかったね。
適度にHシーンも入るので、シナリオのバランスは非常に良かった

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だが、納得のできなかった点が一つだけ存在する。
姫御子とのHシーンがなかったことである。
物語の展開的にもそろそろシーンかな、というところで終わってしまう。
続編を見据えていたわけでもないだろうし、なんだかなぁと。
エンディングは多少唐突ではあったが、タイミング的には問題がなかった。
唐突に感じてしまった理由は、やはり姫御子とのシーンがなかったためであろう。
だが、これは姫御子、すなわち卑弥呼の処女性を守るためであったとも考えられる。
ライターにそのような意図があったとするならば、最大限尊重する必要がある。
巷に溢れるハーレムものとは一線を画するということなのだろうか。


全体として

期待以上のシナリオに、K-INABA先生の原画。
憂楼(1996)」といい「Baby Face(2000)」といい、やはりこの方は神絵師だわ。
2002年を最後に作品を出していないことが残念でならない。
かなり作り込まれており、本作に制作陣はかなり力を入れていたのではないだろうか。
それに売り上げや知名度が追い付かないことは悲しいことではあるが。
いずれにせよ、良作に巡り合うことができたことに感謝したい。