S.A.4 感想

PC98版が発売されていたとかなんとか。
このSAシリーズ、元は同人作品であったものの少なくとも4は商業作品として発売。
あの八宝備仁先生も関わっているというね。

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Windows3.1・95対応だが、Windows10でも問題なく起動。
Windowsの他、Macintosh版のデータもCD-ROMの中に入っている。
よく古いゲームはMacintosh対応のものがあるけど、果たして現代のMacで動くのかね
気になるから誰かやってくれんかね。
しかもこの時代のゲームには珍しくディスクレスが可能。
音声も問題ない。
これだけで涙が出てくるね。
ただ、当然のように既読スキップが存在しないのと、Windows10ではsaveとloadでエラーが出て使えなかった
オムニバス形式で、一つ一つのストーリーがそこまで長くないから問題ないのだけれど。
意外とCG回収に手間取ったね。
一度ゲームを落とすとクリアデータ全部なくなります…。

エロ助のタイトルはS.A.4 ロリロリっすだったのだが、パッケージ、ゲーム中にもロリロリっすという文字は存在しなかった。
確かに三つ目のストーリーに合致するようなタイトルではあるが…。
PC98版がそんなタイトルだったのかもね


ゲームについて

3つのストーリーに、おまけクエストが付いている。
最初の二つのストーリーについてはそれなりに楽しむことができた。
姉と慕う幼馴染との恋愛について。
非常に描写が上手かったように思う。
30分ほどでクリアとなってしまうのだが、そこにはヒロインの葛藤と主人公の想いが深く描かれていた。
憧れのお姉さんの好きな人が、自分の兄だったら。
そんな王道の展開。
王道だから良いっていうのもあるよね。

二つ目は、ジャンキーの物語。
ドラッグとセックスに明け暮れる日々に、見出されるものはあるのか。
そんな男に、気になる女ができた。
だとしても、日ごろからドラッグに逃げている男に未来はない。
ドラッグとセックスと言えば、80年代後半から90年代初頭のバブル期を想像するのだが、煌びやかな中に溢れる貧困と混沌を描いた物語となっている。
ちなみに、ここで描写されるHシーンは使える。

三つめは、ロリコンのための物語。
かなりぶっ飛んでいる。
でもこういった性癖全開の物語は嫌いじゃない。
二つの物語が割とシリアスだっただけに、拍子抜けした。
母親のインパクトも強いし、何よりロリな感じがエロい。
我こそはロリコンであるという人は買ってみると良いだろう。

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そしておまけの物語。
3人分のHシーンを全部見ると、先に進むことができる。
先に進んだ先にあるものは…と期待させるでしょ。
めっちゃ期待した先にあったものは、趣味というか遊び心全開の実写版CG集。
いや、綺麗な女の人のヌードだったら全然良いのよ。
小太りで全裸のおばさんが襲われているシーンを見せられてもねぇ…。
ただただ唖然としてしまった。
少なくとも商業作品では…ない。
クエスト自体は面白かったのにね。
この時代はやりたいことができた時代なんだろうね。


全体として

Hシーンの実用性はかなりのものであったし、ストーリー自体も期待以上だった。
ただ、やはり同人作品の延長線上にあるという印象は否めない。
これが果たして売れたのか甚だ疑問である。
こういった作品から田中先次郎氏や八宝備仁氏が始まっていると考えるとなかなか面白い。
この時代に生きたかったとつくづく思う。