つきかなSSR 感想

FDとして完璧なクオリティ。
ユーザーが求めていたもの以上のものがそこには存在した。
雨音との関係を描き切ったtoneの味が最大限に発揮されていた。

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昨年の「tone work's FULL MOON PARTY」での発表以来、心待ちにしていた。
会場での発表を生で聞いた自分は、当然抱き枕カバー付き豪華版を購入。
3月に延期した時はショックだったが、予約して本当に良かったと思えた。

月の彼方で逢いましょう無印の感想を書けていないが、SSRの感想を書きたいと思う。
つきかな無印は解釈がとても難しかったので、感想を書けなかったというのが本音。
どこかで灯華ルート、うぐいすルートをプレイし直して感想を書きたい。

基本的に灯華推しなのだが、今作はそれを抜きにしてプレイ。
灯華FDください。(切実)

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FDに求めるものといえば、ヒロインとの関係をいかにして深く掘り下げるか、である。
そういったコンセプトの時、toneの良さは最大限に引き出される。
かつての「星織ユメミライ」でのSchool/Afterの描き方なんて言うのは、素晴らしいの一言に尽きるしね。
「銀色、遥か」は1人終わっただけで積んでいるので何とも言えないが。
「初恋1/1」から見ても進化しているように思う。

つきかなで描き切れなかった雨音ルートのその後が、多くのユーザーがtoneに期待していたであろう要素が、このFDでは表現されている。
toneは付き合ってからが本番みたいなところがあるが、まさしくその本領の発揮である。

School編After

主人公の家に入り浸っている辺り嫁感があって強い。
入りからして完璧である。
次の展開が海外だったので少し面喰ったが、そこでも二人の絆がより深まっている様子がダイレクトに伝わってくる。
シリアスな要素が本当に一部分、そしてそれが良いスパイスとなっているのだ。
クソシリアスが物語の大部分で、それを解決したらヒロインとの絆が深まってどうのこうのとかいうキャラゲーは本当の意味でのクソゲーであるが、流石toneというか、そんなことは起こらない。
純粋に雨音との関係を深く掘り下げているだけなのだ。
また、父親への想いの深さがより伝わってきたね。
リボンを付ける。
ただそれだけのことで、救われたような気がする。
非常に満足度の高いSchool編であった。


After編After

子供が産まれた後の物語がメイン。
雨音ルートのテーマ、家族について掘り下げている。
まさしく家族の理想の姿。
雨音自身が、ありたかったと思う家族像。
これが描かれていたというように自分は考える。
家族の物語で始まるならば、やはり締めが家族であるということには非常に納得できる
娘のつきこちゃん。
良い味をこのストーリーに与えている。
少しませている感じがとても良い。
ただ、声に少し違和感があったかな。
サマポケのうみちゃんはなんら問題はなかったのだが…。
キャラクターとしては非常に魅力的だった。
そして、最後の父親の件。
思わずウルっとくる手紙と写真。
流石、萌えだけでは終わらせないのね。
萌えとシリアスのバランスが非常に取れている
この作品がダレない一番の要因だろう。
ライターにセンスがありすぎるよ。

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Hシーンについて

これまでのtoneのように、かなりエロい。
Hシーンに力を入れているところにも好感が持てる
Frillで培ったものというか。
何より構図が良い。
構図が理解ってるんだよなぁ。
効果音もちょうど良いしね。
普通に抜けるよ。
灯華推しじゃなければもっと抜いてた。


全体として

非常に満足度の高いFDであった。
というか、全てが値段以上である。
自分は抱き枕カバー付き豪華版を購入したのだが、通常版の値段を考えると異常なほど。
他のメーカーでは考えられないほど上を行く内容。
ここまでのFDでの満足感は、「キミのとなりで恋してる!」のFD以来。
高クオリティをFDでも出せることがわかったので、お願いですから灯華とうぐいすのFDをお願いします。
無論完全新作にも期待している。